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Sysmex(6869)のIR解読!

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こんにちは!

さぬかしです|ω・`)ノ ヤァ

Sysmexという会社をご存知でしょうか?

おそらくこの会社を知っている人は少ないのではないのでしょうか。

この会社は臨床検査に使われる検査機器を作っており、多くの臨床検査技師は知っている会社です。

今回はこのSysmexのIRを解読していこうと思います。

会社概要

Sysmexは1968年に設立され、東証一部に上場しており、190以上の国に臨床検査機器や関連ソフトウェアを開発、製造、販売しているグローバルな会社です。

中でも血球計数検査の機械はとても性能が高く、血液検査担当者には血球計数検査はSysmexでないとダメ、という人もいるくらい信頼の厚い会社です。

出典:Sysmex IR情報

この分野別売上からもわかるようにヘマトロジー(血球計数検査)はSysmexの一大事業です。

また、市場シェアを見るとSysmexが半数を占めており、性能の高さがわかります。

ビジネスモデル

Sysmexのビジネスモデルです。

出典:Sysmez IR情報
出典:Sysmez IR情報

まずは血球計数検査等の機械本体の販売です。それに加え、測定時に使用する試薬、サービス&サポートというランニングコストとしてかかる費用を売上としています。

試薬、サービスは検査時のランニングコストとしてかかるため景気の影響を受けにくい部分です。

そして、190以上の国、地域に販売している強みを活かして機器の研究開発、生産物流を改善していきます。

決算概要

出典:Sysmez IR情報
  • 売上増収
    • 試薬売上減収
    • 機器売上増収
  • 営業利益減益
    • 試薬売上の減少
    • 販売管理費は減少
    • 研究開発への投資は従来水準

一言でいうと機械が売れて、試薬が売れなかったということですね。

COVID-19の影響で経過観察の患者さんの来院頻度が下がり、検査数が減少したことが影響していると思います。COVID-19の影響で経過観察の患者さんの来院頻度が下がり、検査数が減少したことが影響していると思います。

収入が減っても研究への投資は従来水準ということで当期利益は減益しています。

財務状況

こちらがSysmexの貸借対照表になります。

流動資産>流動負債とバランスの良い形になっていますね。

自己資本率も高めとなっています。

さぬかし
さぬかし

純資産の割合が大きい!!

配当政策

配当は次のようになっています。

出典:Sysmez IR情報

配当性向30%を目処に推移しています。

また、何気に03年から減配は一度も行っていません。配当性向がやや上昇傾向なのは注目しておく点かもしれませんね。

株価の推移

株価の推移は次の通り。

出典:Sysmez IR情報

最近は1株10,000円程度で推移していることもあり、配当利回りは1%を切っています。

さぬかし
さぬかし

利回りはイマイチですが好きな会社なので少し買っています。

個人的には利回りや株価の上昇が予想できる株に投資するのもありですが、好きな会社、応援したい会社にも投資をしていきたいと思っています。

中長期経営計画

中長期計画は次のようになっています。

出典:Sysmez IR情報
  • 新製品に投資していき成長していこう
  • 新たな事業を育成しよう
  • デジタル化を勧めていこう
  • 人材育成と組織の環境を整えていこう
  • 長期目標を定めよう

といったところでしょうか。

研究開発に900億円、デジタル化推進に290億円投入と成長にお金をかけている印象を持ちます。

まとめ

いかがでしょうか。

Sysmexは財務も安定して配当性向、成長への投資もバランスの良い会社に感じました。(これで配当利回りもよかったらなぁ笑)

Sysmexは1株10,000円と単元で買うにはなかなかハードルが高くなっているので単元株未満から買える証券会社のほうがおすすめかなと思います。

単元株未満で買える証券口座はネオモバがおすすめです。

ネオモバがわからない、という方はこちらをどうぞ!

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